JIS Z3251 DF3C-500-B 棒端色:赤色 被覆:塩基性 金屬間摩耗および土砂摩耗用 BK-550はC、Cr、Moを主成分とするセミオーステナイト組織を示す 塩基性の硬化肉盛用溶接棒です。 溶著金屬はマルテンサイトとオーステナイトの混合組織を示しますの で、一般のマルテンサイト系溶 著 金 屬と比 較すると硬さは低くなりま すが、殘留オーステナイトを多量に含むため靭性、耐割れ性にすぐれ ます。また、母材の希釈を受けても高硬度のマルテンサイト組織となり ますので、薄肉盛(1層盛)でも耐摩耗性が得られます。さらに500~ 600℃の溫度范囲で焼戻し二次硬化があり、600℃までの焼戻し軟 硬化肉盛用 (被覆アーク溶接棒)化抵抗を有しますので、600℃以下で使用する耐摩耗部品に適用 5 できます。なお、肉盛のままで機(jī)械加工は困難です。 用 途 リッパーチップ、インペラーブレーカなどのやや沖撃を伴う土砂摩耗部品。 作業(yè)要領(lǐng) ①一般に200℃以上の予熱が必要です。 ②低水素系溶接棒(LS-50)で下盛すると割れ防止に効果があります。 ③溶接棒は使用前に250~300℃で30~60分間再乾燥して下さい。 ■溶著金屬の化學(xué)成分一例(%) C Si Mn Cr Mo 0.63 0.89 1.50 7.30 1.10 ■溶著金屬の硬さ ビッカース ロックウェル ショアー 條件 (HV) (HRC) (HS) 連続肉盛 540~640 52~57 70~76 溶 接 のまま 予熱?パス間 150°C 520~590 50~55 67~73 熱処理 600°C焼戻し 560~660 53~58 71~78 ■適正電流(ACまたはDC+) 棒 徑(mm) 3.2 4.0 5.0 棒 長(zhǎng)(mm) 350 400 400 電流范囲(A) 90~130 120~180 170~230